2019年7月21日~31日
参加者 大島 幸子 (敬称略)
7/22 10:30成田空港でガイド(50)参加者(男性、57.61.67)大島の5名と集合
モスクワ16:15着。空港近くのホテル泊。時差6時間。
7/23 モスクワ⇒国内線2:30南下。ミンボデー着。美人で若い現地ガイド、オルガの出迎えを受けてひまわり、トウモロコシ、オリーブ畑の中、更に車で4時間南下、標高2200mのカフカス登山口の町、テレスコル着。
テレスコルはスキー場、バクサン谷奥の村、アザウは谷沿いの広大なリゾート地で観光客、トレッカーで賑わっていて花が咲き、静かな美しい街でした。
ホテルに着いて装備点検。かなり厳しく私以外は二重靴、ダウンウエア、ダウンミトンなどガイドの規格に合わない物については頑固妥協せずレンタル店に行き借り揃える。
7/24 高度順応日。アザウ駅よりキャビン2本乗り継ぎ3200mより歩いて3800mの山小屋迄富士山のような火山礫のスキー場を歩き2200mに戻りホテル泊。
7/25 雨の中キャビン3本乗り継ぎ3800mは大雪。雪上車に荷物、大量の食料、水を積み込みパレルス小屋に。小屋は今シーズンオープンしたばかりの新しい小屋で大きなコンテナのようなもので作ってあり密封性が良く暖かかったですが後で考えると私が悩ませられた頭痛はこの密封で 酸欠だったような気がしました。
午後から氷河の上を4100mまで往復。小屋に戻りフイックスロープのアンカーにビナの掛替講習。雷、雪。ここ10日間天気が良くなかったそう。
7/26 4800m迄往復。息が切れる。ガイドによると今日が一番辛いそう。夜、強い風、星がきれいで寒い。外のトイレに行くにもダウンが離せない。トイレは大きな穴が開いていて怖いがだんだん慣れる。
7/27 登頂日の予定でしたが予報では晴れ、風速40mとの事なので登頂を明日に延ばし4100m付近で滑落停止など5時間搾られる。山頂は雪煙が巻き上がっている。
夜もう一人のガイドが登ってきて一緒に食事。頼りになりそうな大きなロシア人。
私は頭痛がひどく昨日から食べられずにいるとスイカを沢山出してくれ元気が出る。ほとんど残して申し訳なく隅っこで小さくなっていた。
7/28 3:00朝食。食欲のない私を気遣ってくれる。ノーポリジー(チーズ粥のようなリゾット)ノーサミットと励ましてくれるので我慢して流し込む。
風も収まりきれいな星空の中3:45雪上車で5100m迄。急登をガリガリ登るので怖い、しっかりしがみついていないと振り落とされそう。雪上車95€
4:10、5100m真っ暗の中出発。凍っている長いトラバース。だんだんと明るくなっていくと朝焼けのカフカスの山並みが美しい。休憩する場所もなく2時間登り続けて西峰と東峰の鞍部のサドルに。
ここからはフイックスロープが6.7本位あり、アンカーでセルフビレーをガイドが架け替えてくる。練習では大きなダウンミトンでの安環付ビナが引っ掛かり時間かかったので良かった。登りきると頂上直下の台地の緩やかな登り。あと高度50mが遠く2.3歩歩いては呼吸を整える。
8:40 狭い山頂は各国大勢の登山者で大混雑。記念写真の順番待ちも皆陽気に楽しく記念写真の。
360度の展望。真白いコーカサス、ジョージア国境の山並みを満喫し慎重に下山。
体調の悪いメンバーも居たので予定を変更し5100mより雪上車で下る。急斜面を真っ直ぐに下るので登り以上に必死にしがみつく。高度順応の時盛んに行き来しているのを見て楽そうと思っていたのに。下りは3000ルーブル。仲間は嘔吐したりと大変。歩くと3時間を僅30分位でパレルス小屋11時過ぎ小屋着。
小屋のおばさん(50歳位の美人で料理上手、いつもニコニコ)おいしいランチを用意して待っていて頑張ったとハグしてくれる。
ゆっくり休憩後荷物をまとめテレキャビンを乗り継ぎテレスコルのホテルに。
7/29 快晴。3200m迄リフトで登りジョージア国境迄5㎞入山禁止地点迄トレッキング。昨日登ったエルブルースが目前に広がり数々の花の中歩いて下山。
夜は登頂証明書をもらいウオッカと美味
しいロシア料理、体調もすっり良くなり
ロシア最後の夜を楽しく過ごす。
レストランは登頂祝の人たちで賑わって
いました。
7/30 早朝出発した車が車内に白煙がモクモク。
止まってしまい急遽通りすがりの車に拾って
もらうハプニングもありましたが無事ミン
ボデー着。8日間お世話になったオルガ
さんと別れを惜しみモスクワ乗り換え。
7/31 10:30成田着、解散。
Comments