日程:4月30日 東村山ー横尾
5月1日 横尾ー涸沢
5月2日 涸沢ー東村山
参加者:大島さん、大波さん、兼高さん、渡辺さん、君塚(以上テント)
川島さん、高橋佳子さん、津島さん、渡辺千恵子さん(以上小屋)
冬が終わり春になると雪が溶け、山の息吹が戻り、学校が始まり、新入社員が
緊張の中社会の洗礼を受け、物価が上がり、暖かくなる。今地球は温暖化の最中
にありそれは北アルプス一帯にも及んでいた。例年沢渡の山の所々に咲き始めた
ピンクが見えている。今回は桜が散り始め、暖かいのを実感する。お花見に来た
わけではないので文句を言うつもりはないが地球滅亡に少しずつ近づいてるのを
沢渡の風景から感じる。
沢渡からは元気印のお姉さんのジャンボタクシーで一路上高地へ。そして横尾
へ。小屋とテントに分かれ宿泊し、テントで合同酒盛り。
翌日横尾から本谷橋まではほぼ雪なし。本谷橋(橋はかかってない)からは川
の上は雪が割れているため夏道の雪上に登山道が設けられそれに沿って進む。朝
晴れていた天気は涸沢に着く頃には曇るとともに風も強くなり外で酒を飲むとか
歌を歌うとか踊りを踊るとかそんな天候ではなくなり、テラスで生ビールのはず
がテントで缶ビールになってしまった。 しかしお昼過ぎには到着したので飲む
時間=おしゃべりの時間はたっぷりあり小屋組も合流して小屋の夕食を気にしなが
らも延々と酒盛り。
毎度のことながら女性陣の料理には敬意を表する(当然料理だけではない)。
手品のようにザックから食材を出すとバーナーの上で厳選した調味料を使って魔
法のようにアイデア料理を振る舞う。山という限られた環境で調理をすることに
山を登ることと同じくらい情熱を燃やしているように思う(そう、国立公園とい
う特別な環境にある食材には多いに興味をそそられるようである)。御相伴に預
かるこちらはメーカーが作った乾き物を何気なく、気づかれないようにそっと差
し出す。
夜は強風が吹き荒れ雪が叩きつけていたが空には月明かり。
翌朝、風が強いものの快晴。早くから奥穂、北穂へ向かう人々の点。心の中で
は穂高に登ったことにして涸沢を後にする。帰りは順調に横尾、上高地と進み予
定通り東村山到着。
今回の教訓:山荘の宿泊料と食事に相関関係はない
テントの敷地は水平に整地
文責:君
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