コロナの終息を待たずに山には人が戻ってきました。コロナ禍でアウトドアが見直され新たな登山者層が生まれるとともに足が遠のいていた登山者も早くに戻ってきたように感じます。しかし、山小屋などコロナですっかり運営形態が変わってしまい小屋泊まりを足掛かりにしたアルプスの縦走は今までのようにはいきません。休暇を取って予約するのではなく小屋が予約できる日に休暇を取るというあべこべの手順になってしまいました。時間はかかってもコロナ以前に戻ってほしいものです。
昨日山へ行った。八ヶ岳の白駒池という有名な池から気の向くまま歩こうと思い特に終着点を決めず、いわゆる登るべき山頂を決めずに向かった。メルヘン街道だったかな、気持ちのいい山道ロードを登っていくと白駒池の駐車場に行き当たる。東京は30度超だがここは10度台、朝半そで1枚では大分涼しい。白駒池への入り口にはジュラシックパークのようなゲートがそびえたちここが名だたる観光地であることがわかる。
白駒池の湖畔には山荘があり、朝日が水面に映える美しい景色を愛でながら朝食を楽しんでいる人たちがいる。朝食にありつけないこちらの人はあちらの人たちを羨ましく思いながら歩を進める。
ゴロゴロ石の山道を登っていくと高見石小屋に出た。さらにゴロゴロ石を登ると景色の開けた石の広場。正面には天狗岳。その天狗岳は多くの登山者が山頂を埋めている。人気の山である。
さらにその先、夏沢峠に着いた。2つの小屋は営業しておらず、人の賑やかさもない寂しい峠である。小屋が営業してないせいか想像とは異なる静かな峠。今日はここまでにして白駒池に戻る。
高見石からの下りは夏休みに入ったこともあり、子供連れの家族とすれ違った。小学生低学年、はたまた幼稚園ほどの子供連れもあり、その様子から元気を補給しながら終着点へ。なんと駐車場はほぼ満車。
今回は登山と観光名所の2つの顔を味わった八ヶ岳。その魅力はまだまだ味わい尽くせてないようである。