2019年8月16日~18日
参加者 渡辺(正)、鈴木、高橋(京) (敬称略)
8/15台風10号の行く先が定まらずヤキモキ。中止の連絡もなく、不安の中、登山歴3年目の私は10kgの大きなリュックサックを担いだ。 低気圧の影響の中を23時、夜行バス「アルペン号」は発車した。 やはりキャンセルが多いのか、座席は半分以上空いていた。
8/16 翌朝6時に登り口の中房温泉(1455M)到着。雨が強い、登山靴と雨合羽、手袋を付け身支度した。 行くしかない! 意を決して急斜面を登り始める。(6:30) 今日の泊まりは大天井ヒュッテ(2641M)到着は15時半の予定だ。9時間も歩くのか・・。 最初の休憩地の燕山荘まで頑張ろう。その間に北アルプス3大急登に数えられる合戦尾根(2489M)を登らなくては・・。晴れていれば尾根の手前の合戦小屋で冷えたスイカを食べるのがお勧めらしいが。10時に小屋に着く頃に私の指先がしびれてきた。カッパと手袋の中は雨と汗でぐしょぐしょ。立っていると寒くなるのですぐ歩き出す。とりあえず燕山荘まで! ストックを持つが手先に力が入らない。11時50分やっと到着!今日は先に行くのは体力的に無理と判断され予定を変更し宿泊する事に。
燕山荘には同様に雨に追われた人達が居た。玄関先でずぶ濡れのカッパと重い登山靴を脱いだ時はホットした。乾燥室の大きなストーブで身体を暖め元気を貰う。初めての山小屋泊では若いアルバイト達の活力が頼もしく感じた。みんな山が好きなんだなあ。
美味しい夕飯の後、今後の予定を検討。
槍ヶ岳に登れても上高地へ下山の7時間が厳しいとの判断で断念し燕岳・大天井岳・常念岳の3山を踏破する事になる。
この時期の山小屋は混むため布団1枚に3人寝る!と聞いてきたが台風10号のお陰?ゆったりと過ごせました。
8/17朝6時より燕岳往復。コマクサが残っていた。次は大天井岳(2922M)に向け7時15分出発。地図上には2678m地点から大下りがあり頂上付近には鎖と長いハシゴとある、ドキドキする。大天井という漢字のごとく最後の急登がきつかった!360度の展望あるが槍ヶ岳の穂先には雲が掛かって居る。行動食をさっと食べ12時に2泊目の常念小屋に向け出発した。 地図上のコースタイムは3時間だが30分オーバーの15時半到着。槍の穂先はやはり雲に隠れて居る。明日の朝に期待しよう。
小屋の脇にはカラフルなテントが鮮やかだ。頭の上には360度のきれいな星空。天の川!絵のような槍のシルエットと月も!ここまで来た人しか見れない光景に癒やされる。 いよいよ明日はラストだ。
8/18朝6時半出発し常念岳へ9時半登頂。天気も回復し、やっと槍ヶ岳・穂高連峰の眺めを堪能できた。
帰りは一の沢登山口まで、沢の脇を通り可憐な花を見ながら4時間かけ無事下山。タクシーで温泉迄行きやっと3日ぶりの入浴。豊科駅から松本駅へ、駅弁を買い17時20分発の臨時特急あずさに乗車した。
燕岳・大天井岳・常念岳の3山縦走を無事に達成できた事感謝です。槍ヶ岳目指してのメンバートレーニング等お世話になりました。
(k.高橋)
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